アルミ部品が圧入された製品をパーカー処理しても問題はないですか?
通常の工程に流すと問題があります。
例えば、鉄製品と同じ強アルカリ脱脂剤で脱脂することにより、アルミ表面に黒色スマットが発生します。引き続いて高温タイプのリン酸マンガン処理を行った場合、アルミ部品は皮膜が付かないままエッチングされます。脱脂工程でノンエッチングタイプの脱脂剤を使用するなどの対策はとれますが、基本的には、アルミ部品を組み付ける前に鉄素材だけでパーカー処理する方がよいでしょう。
塗装下地用途であれば、塗装用薄膜型のトリカチオンタイプのリン酸亜鉛皮膜処理で処理することにより、アルミ・鉄どちらにも皮膜が付きます。